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人生を自由に生きたいと思った女子大学生が好きなアイドルや思ったことをかいています。

君に届けと自分を重ねて

椎名軽穂先生の「君に届け」は今29巻まで出ていて、どうやら30巻で終わるそう。

読み始めた時は中学生か高校生くらいだったけど、今や登場人物より年上になって、見方もだいぶ変わったなぁって思う。

恋愛よりも、いかに自分の殻を破るかっていうのがこの作品の面白いところだと私は思っていて、大人からしたら「なんでそんなことで悩むんだろう」ってことにも全部ぶつかっているのがいいんだよね。

高校生が絶対にぶつかる進路も、普通なら「とりあえず入れそうな大学行けばいいっしょ」って無責任に考えがちだけど、この作品は「ここの大学挑戦してみたい」「この学部でやってみたい」って自分なりに一生懸命決めてる。地元離れなきゃいけないとか犠牲にすることもちゃんと分かった上で。

こういうひたむきさが、やりたいことも特になかった高校生の頃の私にはあんまりなかったなぁって思って、すごく眩しく感じた。でもだからって「もうこの年齢になったらひたむきになんてなれない」っていうことはない。今からでもひたむきになれば、誰もが爽子たちのようになれるんじゃないかって私は思うな。


個人的に、「矢野あやね」っていうキャラクターの性格が自分と似てるところがあって、1番感情移入して見てた。
あやねは、一見大人っぽくて器用そうに見えるけど、実は自分に自信がなくて、子どもっぽい一面を持っている子。

私も人からはわりと大人っぽいみたいなこと言われるけど、本当は他人の話なんて何とも思っちゃいないわがままな部分もあって、臆病で素直になれないあやねをもどかしく感じちゃう。

大人っぽくしてるほうが上手く立ち回れるのも確かだから、時間が経てば経つほどなかなか殻を破れなくなるもの。自分と周りとのギャップに悩んだりするのもそのせいなのかなと思う。周りが望む自分じゃなく、自分が望む自分でいるのが1番だと今では感じるけど、そこに気づくのには時間がかかるものだよね。そんなことをあやねを見て思った。

こんなに自分と重ねて見た作品もちょっと珍しかったな。ラストまで駆け抜けられるように応援しています!